地震...
その言葉を聞くだけでドキッとする。
24年前の今日。
振り返って見た。
午前5時46分。
私は、その時明石に住んでいた。
もうすぐ卒業だと意識し始めた、高校3年生。
2階の自分の部屋でまだ寝ていた時、ゴゥーという音で目が覚めた瞬間...ドンという音。
屋根が落ちたと思った。
それから縦に揺れる、横に揺れる。
地震だと思わなかった。
私の知っている地震ではなかったから。
続いて揺れる中、隣の部屋にいた兄が大丈夫か?と布団を抱えて私の上に乗ってくれた。
揺れが落ち着いた頃、1階にいた両親が呼ぶ声がした。
家族が顔を合わせて、ホッとした。
部屋の様子にびっくりした。
台所がめちゃくちゃ。
足の踏み場がない程になっていた。
まだ揺れがある中、電気もガスも止まり寒さを感じ始め車でエンジンをかけ30分ほどいた。
空が赤く、やけに明るかった。
家に戻り、テレビをつけて...
神戸が...高速道路が...
街が燃えている...
言葉が出ない。
兄は、春に挙式を控えていた。
連絡を取れないことに不安で、昼過ぎに宝塚に住んでいる彼女の自宅まで父と車で出かけていった。
まだ、余震もある中行く二人を私は止めたくて仕方なかった。
皆さん無事だったと帰ってきた。
ホッとした二人の顔を見て、私もホッとして夜を迎えた。
あれから24年。
家は半壊という被害にあったけど、家族は無事で今も生きている。
亡くなった方、家族を亡くされた方のことを思うと胸が痛い。
去年もたくさんの災害が起こりました。
平和な年でありますように。
願うばかりです。
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